まさに“不死鳥”アイススケート高橋大輔、引退4年後に現役復帰…その挑戦の軌跡
アイススケート、バンクーバー五輪男子銅メダリストの高橋大輔が、現役引退4年後の18年に電撃現役復帰。そして魅せてくれた魂の演技。果敢に挑戦し続けた姿をデイリースポーツ紙面で振り返ります。
公開日:2019.12.23
-終わった瞬間は。
高橋大輔【一問一答要旨】「くそっと思って…」反骨心で男子をけん引 後輩に次代託す
「早いなあという気持ち。情けないが一番。なんか、ほんと、ごめんなさいという気持ち。自分自身に対して」
-男子の歴史を牽引してきた。
高橋大輔【一問一答要旨】「くそっと思って…」反骨心で男子をけん引 後輩に次代託す
「本田さんが頑張られていたけど、女子、女子と言われて、くそっと思って、そういう思いがあったから練習を頑張れた。こんな時代が来るとは、僕がスケートを始めたときには思わなかった。(後輩には)もっと盛りあげてくれよと思う」
エキシビションでは「不死鳥」でファンを魅了。
「フィギュアスケート・メダリスト・オン・アイス」(23日、代々木第一体育館)
高橋大輔「不死鳥」熱演にファン総立ち シングル最後のエキシビ
全日本選手権の上位選手らによるエキシビションが行われた。12位となった今大会を最後に、シングルからアイスダンスに転向する高橋大輔(33)=関大KFSC=は今季のショートプログラム(SP)の「The Phoenix(ザ・フェニックス)」を熱演した。
演技が終わるとよろけながら立ち上がった。33歳の力を全て出し尽くした。
高橋大輔「不死鳥」熱演にファン総立ち シングル最後のエキシビ
大歓声の観客はスタンディングオベーション。拍手に感謝として深く頭を下げた。リンクを去ってからも、しばらく拍手は鳴りやまなかった。
高橋大輔「不死鳥」熱演にファン総立ち シングル最後のエキシビ
引退4年後の現役復帰。スマートではなかったかも知れないけれど、その生きざま、あきらめない姿は私たちの胸を打ちました。
シングルスケーターとしては一線を引きますが、また新たな世界で我々を魅了してくれることでしょう。
ありがとう高橋大輔!