東京五輪マラソン&競歩の札幌開催に異論噴出「ふざけるな」「やめちまえ」

IOCからの一方的な通達で、2020年東京五輪のマラソン&競歩の会場が札幌へ移転されることに。これには関係者をはじめ各方面から「ふざけるな」と異論が噴出、そして議論は意外な所に“飛び火”も…。

公開日:2019.11.10

東京五輪マラソン&競歩、札幌での開催が決定

東京五輪マラソン&競歩 札幌決定!小池都知事折れた…「同意できないが妨げない」

 東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、東京五輪・パラリンピック組織委員会、政府の4者協議が1日、都内で開かれ、五輪のマラソン、競歩の開催地は暑さを避ける目的で札幌市に変更することで決着した。

東京五輪マラソン&競歩 札幌決定!小池都知事折れた…「同意できないが妨げない」

 唯一、反発していた東京都の小池百合子知事(67)が「合意なき決定だ」と移転を事実上認めた。五輪のマラソンが開催都市以外で実施されるのは史上初。

東京五輪マラソン&競歩 札幌決定!小池都知事折れた…「同意できないが妨げない」

関係者から異論噴出「納得できます!?」

松野明美氏 五輪マラソン札幌移転は国語の試験が数学になるような「衝撃がある」

 1988年ソウル五輪1万メートル代表で、国内トップ級のマラソン選手でもあった松野明美氏(51)が2日、テレビ朝日系のニュース番組「サタデーステーション」で、

松野明美氏 五輪マラソン札幌移転は国語の試験が数学になるような「衝撃がある」

 「選手っていうのは4年前ぐらいからもう、東京が決まった時点からですね、コースを下見したりして、準備をしているんですよね。選手としては本当にあり得ないことかなと本当、思ってますね」

松野明美氏 五輪マラソン札幌移転は国語の試験が数学になるような「衝撃がある」

 「国語の試験を受けようと思って国語の準備を、国語の勉強をしていたのにも関わらず机の上を見たら数学だったというような、そんな衝撃がやっぱりありますね。非常に、全然違うんですよ」

松野明美氏 五輪マラソン札幌移転は国語の試験が数学になるような「衝撃がある」
千葉真子氏 五輪マラソン札幌移転は「アスリートファーストと言えない部分もある」

 2003年世界陸上マラソン銅メダルで五輪出場経験もある千葉真子氏(43)が

千葉真子氏 五輪マラソン札幌移転は「アスリートファーストと言えない部分もある」

 9月15日に開催された代表選考レース・MGCについて「実際に選手が走って、思ったほど暑くなかったって。遮熱性舗装なんかの効果なんかも感じたんじゃないかと思うんですが。そういうその選手たちの意見を全く聞かないで決めてしまうというこのプロセスがね…」

千葉真子氏 五輪マラソン札幌移転は「アスリートファーストと言えない部分もある」

 「やはり暑さに強いとか上りに強い選手は、東京が良かったわけですね。逆に涼しいのが得意、フラットがいいな、スピードがあるっていう人は札幌でラッキーということで、やっぱり大会スケジュールを発表した後の変更っていうのは、不公平を生んでしまいますので、アスリートファーストと言えない部分もあるんですよね」

千葉真子氏 五輪マラソン札幌移転は「アスリートファーストと言えない部分もある」

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