あの事件発覚から10カ月…貴の乱完全終結

 昨年11月の貴ノ岩への暴行事件から始まった「貴ノ乱」。聴取を頑なに拒否するなど“反抗”してきたが、3月場所の貴公俊の暴行事件で完全降伏。ついには退職届を-。この10カ月の経緯を追った。

公開日:2018.9.25

【18年3月17日】春場所7日目この日は25秒…3日連続早退

貴乃花親方、最後通牒も「どうでしょう」 滞在わずか25秒の“超速早退”に協会怒り  

 職務放棄が問題となっている貴乃花親方(45)=元横綱=が17日、役員室に3日連続で入り、最短25秒で退室し、会場を後にした。15日は数分、16日は1分未満の役員室滞在だったが“記録”を更新。3日連続の“超速早退”に協会側はついに最後通告となる文書を突き付けた。

貴乃花親方、最後通牒も「どうでしょう」 滞在わずか25秒の“超速早退”に協会怒り  

【18年3月18日】春場所8日目、貴公俊の付き人への暴力発覚

貴ノ岩の弟弟子・貴公俊が暴力 取り組み敗れ支度部屋で殴る蹴る…付け人が流血

 角界にまた暴力事件が勃発した。大相撲春場所8日目の18日、貴乃花部屋の新十両貴公俊(たかよしとし、20)が取組後の支度部屋で付け人に殴る蹴るの暴行を加え、流血する傷を負わせた。元横綱日馬富士の傷害事件の被害者である貴ノ岩が所属する貴乃花部屋の力士が、今度は加害者に。角界に根深くまん延する暴力がまた浮き彫りとなった。

貴ノ岩の弟弟子・貴公俊が暴力 取り組み敗れ支度部屋で殴る蹴る…付け人が流血

【18年3月20日】貴公俊の暴行に反省の弁、2日連続役員室常駐

 大相撲の貴乃花親方(元横綱)は20日、京都府宇治市の貴乃花部屋宿舎で取材に応じ、春場所8日目の18日に付け人の力士を暴行した十両貴公俊関の問題について「一連の私の行動が負担をかけていたのかなと思っている。私の方が、師匠の方が精進しないといけない気持ちだ」と切実な表情で反省の弁を述べた。20日はエディオンアリーナ大阪内の役員室に午前11時半ごろに出勤し、2日続けて夕方まで常駐した。

貴乃花親方「私の行動が負担」 弟子の暴行で反省の弁

【18年3月25日】春場所千秋楽、朝から晩までざんげづくし

貴乃花親方、朝から晩までざんげ尽くし 屈辱の5階級降格で平年寄も 

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