あの事件発覚から10カ月…貴の乱完全終結

 昨年11月の貴ノ岩への暴行事件から始まった「貴ノ乱」。聴取を頑なに拒否するなど“反抗”してきたが、3月場所の貴公俊の暴行事件で完全降伏。ついには退職届を-。この10カ月の経緯を追った。

公開日:2018.9.25

【18年2月7日】貴乃花親方がテレビ番組に出演。協会側の報告書に食い違いがあると主張

 日本相撲協会の貴乃花親方(45)=元横綱=が7日放送のテレビ朝日系「独占緊急特報!!貴乃花親方すべてを語る」にVTRインタビュー出演した。親方は、協会側の最終報告書との間に食い違いがあると主張したり、理事候補選に落選しての心境などを聞き手の映画監督・山本晋也氏に語った。

貴乃花親方が激白 暴行事件で協会より先に鳥取県警に通報「正しかった」

【18年3月9日】春場所直前、内閣府に告発状を提出

貴乃花親方、内閣府告発は理事解任も理由「正当な理由なし」「弁明機会与えず」

 大相撲の貴乃花親方(45)=元横綱=は9日、元横綱日馬富士による十両貴ノ岩(28)への傷害事件を巡る日本相撲協会の一連の対応に疑義があるとし、代理人弁護士を通して内閣府の公益認定等委員会に適切な是正措置の勧告などを求める告発状を提出したと発表した。

貴乃花親方、内閣府告発は理事解任も理由「正当な理由なし」「弁明機会与えず」

 傷害事件の日本相撲協会の対応に対する疑義に加えて、貴乃花親方は自身の理事解任についても反発。貴乃花親方は自身の部屋の公式ホームページで、「理事の解任は公益法人にとって重大行為であり、正当な理由のない解任行為は、公益法人による事業の適正な運営の確保に対する重大な疑義を生じさせるものであるところ、私の理事解任理由とされた事項は、いずれも、法的には、解任事由に相当するような理事の職務義務違反になると認めることは困難なものです」とし、不当な解任であると主張した。

貴乃花親方、内閣府告発は理事解任も理由「正当な理由なし」「弁明機会与えず」

【18年3月11日】春場所初日欠席

 大相撲の元横綱日馬富士関の傷害事件を巡る日本相撲協会の対応を問題視し、内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出した貴乃花親方(元横綱)は春場所初日の11日、会場となる大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪に姿を見せなかった。

貴乃花親方は姿を見せず 復帰の貴ノ岩関に協会から注意も

 役員待遇委員の貴乃花親方は本来ならば、会場内の役員室に常駐しなければならない。だが春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)によるとこの日は一度も現れず、春場所担当部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)は「連絡はない」と話した。事件の被害者となった貴乃花親方の弟子、十両貴ノ岩関は、正面玄関以外から場所入りしたことで協会から注意を受けた。

貴乃花親方は姿を見せず 復帰の貴ノ岩関に協会から注意も

【18年3月12日】春場所2日目も欠席

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