最下位の真央 胃腸炎でエキシビ欠場

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(12日、バルセロナ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位の浅田真央(25)=中京大=はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などのジャンプで精彩を欠き125・19点、合計194・32点で最下位の6位に終わった。フリー演技前から吐き気を覚え、演技後に胃腸炎と判明。13日のエキシビションを欠場した。

 冒頭のトリプルアクセルの着地で手を着き、続いて挑んだ連続3回転ジャンプも単発の2回転に。「今の私には心技体すべて足りない。失敗したくないという気持ちが強すぎるのかもしれない」と言葉を絞り出した。

 フリーの不振が体調不良とも関係していたことが翌13日に分かった。真央はエキシビション欠場を決めるとともに、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長に「いろいろご迷惑をかけてすみません」と陳謝。今月末の全日本選手権(札幌)へ向けては「頑張ります」と言い残し、帰国の途に就いた。

 

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