「フィギュアスケート世界選手権」（２６日開幕、さいたまＳＡ）

　３度目の世界女王戴冠へ、視界は良好だ。浅田真央（中京大）は、ショートプログラム（ＳＰ）前日となったこの日の練習でも好調を維持。午後に行われたサブリンクでの練習では、ソチ五輪で世界中を感涙させたフリーの「ピアノ協奏曲第２番」の音楽に乗り、主にステップなどを入念に確認した。

　曲をかけての練習中には、ジャンプは跳ばなかったが、その後はトリプルアクセル（３回転半）や連続ジャンプなども着氷。サブリンクに詰めかけたファンからも大きな拍手を受けた。

　前日に開かれた会見では「五輪のフリーは久しぶりにやりきったと思えた。今回はＳＰ、フリーとも同じ思いができたら」と意気込んでいる真央。最高の演技でシーズンを締めくくる。