真央、玉三郎にうっとり「美しい…」

 フィギュアスケートの浅田真央(22)=中京大=と歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎(63)が3日、都内で愛用する寝具マットレス「エアウィーヴ」の新CM発表会に出席した。歌舞伎界最高峰の立女形(若い女性の役を演じる役者)と初共演した真央は、その表現者としての所作や、心構えに感銘を受けた様子。歌舞伎の生観劇も熱望し、競技生活の集大成となる来季に向けて、大きな刺激を受けた。

 柔らかな口調で紡がれる言葉の1つ1つに聞き入った。フィギュアスケートと歌舞伎‐。スポーツと芸能で分野は違えど、見据えるものは同じ。人間国宝・坂東玉三郎の言葉、所作から、真央は表現者としての“神髄”を感じ取った。

 生で歌舞伎を見たことはないが、CM映像や、その立ち居振る舞いに目を奪われた。振り付けを担当するタチアナ・タラソワ氏などからは「どこのポジションを切り取っても美しくないといけない」と指導されており、「玉三郎さんはどこをとっても美しい。一度、生で見てみたい」と絶賛。

 現役最後のシーズンとなる来季に向け、玉三郎から「結果は考えず、気持ちのままに演技ができることを望んでいます。気持ちが滑らかに毎日を過ごして、滑らかに当日を過ごせることが一番良いこと。それを私も願っています」とエールを送られた。真央は「滑らかにというのは、なかなか難しいですけど、それを目指してやろうと改めて思いました」と大きくうなずいた。

 競技人生の集大成となる14年ソチ五輪の目標は「やりきったと思えるような演技をすること」。そのために、来季は初戦からトリプルアクセルや連続3回転を取り入れる予定だ。表現者とアスリートは、フィギュアスケーターの2つの側面。両方の究極を求めて、真央はラストシーズンに挑む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

フィギュア最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(フィギュア)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス