島田麻央 GP初出場初V!フリーも今季世界最高点で2位に14点超える大差 紀平&渡辺&中井に続く日本勢4人目

 「フィギュアスケート・GPシリーズ・カナダ大会」(1日、ケロウナ)

 女子は島田麻央(18)=木下グループ=が今季世界最高得点の合計235・44点でGP初出場優勝を果たした。同種目で紀平梨花(鹿島)、渡辺倫果(三和建装・法大)、中井亜美(TOKIOインカラミ)に続く日本勢4人目の快挙。SP1位で迎えたフリーもトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、今季世界最高得点の153・33点でトップだった。三宅咲綺(23)=シスメックス=はSPに続いてフリーも4位の合計210・09点で4位。計6戦のシリーズ上位6人、6組がGPファイナル(12月10~12日・重慶=中国)に進出する。

 シニアデビューのGP初戦。18歳になったばかりの島田はこの瞬間を待ち望んでいた。SPに続いてフリーも高難度のジャンプに回転軸が乱れない高速スピンと高い技術力で圧倒。2位に14点以上の大差を付け「演技を終えてひと安心、結果が出た瞬間にうれしさに変わった」と破顔した。

 冒頭でトリプルアクセルを決め、次は大技の4回転トーループ。直前の6分間練習で転倒したが、跳ぶ際の体の重心がわずかに後ろになっていると確認。「絶対に立て直す」と前かがみで跳び上がった本番は回転不足ながらも着氷させ、演技の勢いは失わなかった。

 その後はルッツ-トーループの2連続3回転など四つのジャンプを全て成功させ、高い出来栄え加点も引き出した。最後のスピンでは回転速度が上がるにつれて観客の拍手も大きくなり「最後まで笑顔で楽しく滑り切れた」と充実感に浸った。

 「15歳でシニアに上がれると思っていた」が、国際スケート連盟(ISU)が年齢制限を引き上げ、2月のミラノ・コルティナ五輪には出場することができなかった。ジュニアで4シーズン無敗。次第に連勝が使命となり「すごく苦しい4年間だった」と吐露した。

 苦難を乗り越えたことで「今は少しつらいことがあっても何も思わない」という精神力が養われた。

 ファイナル進出を目指し、第5戦フィンランディア杯(20日開幕・ヘルシンキ)に出場する。「シニアらしく、さらにいい演技を目指したい」と目を輝かせた。

 ◆島田 麻央(しまだ・まお)2008年10月30日、東京都小金井市出身。5歳でスケートを始めた。21年の京都府選手権で4回転トーループに成功、24年冬季ユース五輪金メダルはいずれも日本女子初。26年の世界ジュニア選手権で史上初の4連覇を果たした。今季シニアに転向した。名前は母親が好きな、2010年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さんにちなんでつけられた。愛知・中京大中京高3年。152センチ。

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