エストニアから3人目の大相撲力士誕生へ、握力計破壊の怪力ぶり「目標は大関」元琴奨菊、元把瑠都に敬意【大相撲新弟子検査】

 大相撲九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の新弟子検査が2日、福岡市内で行われ、4人が受検し、全員が体格基準(167センチ、67キロ以上)を満たした。エストニア出身のザドロズノイ・アナトーリ(19)=秀ノ山=は握力計を破壊。その怪力ぶりをかいま見せた。

 レスリング選手だったアナトーリは13歳から本格的に相撲を始め、国内大会で優勝し、2024年のワールドカップは重量級(115キロ以下)3位に入るなど成長。母国の先輩である元大関把瑠都のカイド・ホーヴェルソンさんを通じて、秀ノ山親方(元大関琴奨菊)を紹介され、昨年8月に入門。一時帰国を経て同12月から研修生として部屋で生活。「ちゃんこはおいしい。うどんと焼肉が好き」と日本の生活に馴染んできた。

 日本語はまだ不慣れだが、やる気に満ちている。「親方と把瑠都関の大関が目標。もっと強くなりたい」。初土俵なら把瑠都以来、同国出身では3人目となる。

 右四つからの下手投げが得意。その破壊力を物語るように、この日の握力計測では右手で握った際に計器を壊した。関係者によると故障の原因は不明というが、アナトーリは「力には自信があります」と笑顔を見せた。

 内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。合格すれば興行ビザ取得を待ち、来年1月場所での初土俵を迎える見込みだ。

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