元大関栃ノ心は90キロ減量!日本で実業家として活躍中「相撲より忙しい」「でも楽しい」角界のニコラス・ケイジがイケオジに

 元大関栃ノ心のレヴァン・ゴルガゼ氏(38)が12日、東京・墨田区のよみうりカルチャー錦糸町でトークショーを開催した。

 2024年2月の引退相撲以来という紋付きはかま姿で登場した。23年5月場所中に引退してから90キロ減量。“角界のニコラス・ケイジ”と呼ばれた風貌は、より渋みを増していた。満員の観客に「辞めて3年近くたつのに自分のことを覚えてくださるのがうれしい」と感謝した。

 現在は母国ジョージアのワインとハチミツを扱う「Royal Georgia」、母国料理の専門店「GEORGIAN HOUSE」を開店させるなど実業家としても活躍。ジョージア大使館の文化スポーツ顧問を務めている。

 「忙しくて全然時間が足りない。相撲の時も時間がない、と言っていたけれど今よりは楽でした。でも楽しい」と、充実した表情で語った。ワイン、ハチミツ、料理店は、それぞれ自身の人生に関わることでもあった。

 ジョージア・ムツケタの田舎町で育った。ジョージアは物心が付いた1991年にソ連(現ロシア)から独立。電気と水道は使用時間が限られており「ものすごく貧乏な国だった」と振り返る。家畜を飼い、農作物を育て、ハチミツ、ワインも自作する家庭環境だった。

 ソ連のサンボ選手だった祖父からは山下泰裕、斎藤仁、古賀稔彦らのビデオ映像を繰り返し見せられ「日本の柔道が最も美しい」と導かれ、柔道やサンボ等のスポーツに取り組んだ。ワインづくり、農作業、家畜の世話の手伝いも祖父を中心に教わった。14歳の時にその3年後に死去した祖父から「ジョージアのワインを広めてほしい」と頼まれたという。また、料理が得意で関取時代の息抜きにしていた。

 現在は千葉県内に家を購入。日本人の妻と3歳の息子、今年5月に生まれた娘と4人で暮らす。来年には近所の農地を借りてワイン用のブドウを育てる予定で「ワイナリーをつくりたい」と思い描く。「レストランも大変です。飲食店は法律があるし、従業員に教えることも多い。少しずつですね」と前を向いた。

 大忙しの日々。日本に根を下ろしながら、ジョージアの魅力を広げる生活を送る。「楽しいもん。相撲より仕事が多くて時間もないけれど、新しい人生の目標ができましたし、前向きな大変さですよ」と笑った。祖父の口癖は「ワインは生きている」だったという。

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