競泳 倉沢競泳委員長「歴史動いている」東京開催の地の利生きた「名古屋と比べるとかなり快適」アジア大会前半戦で金3、日本記録3つ更新

 「アジア大会・競泳」(23日、東京アクアティクスセンター)

 競泳日本代表の倉沢利彰委員長が取材に応じ、大会の中間報告を行った。日本は前半日程を終え、計17個(金3、銀7、銅7)のメダルを獲得し、男子のリレー2種目と女子50メートル平泳ぎで日本記録を更新。選手らの自己ベストタイムの更新率は25%に近いという。倉沢委員長は「歴史が動いている。ロサンゼルス五輪に向けたメドレーリレーの金メダルも具現化してきた」と大きくうなずいた。

 32年ぶりの自国開催となった愛知・名古屋アジア大会では、「リレーで1種目以上の金メダル獲得」、「男子はメダル総数で中国男子を上回ること」、「23年杭州大会(金5、銀10、銅15)を超えるメダル獲得」の3つの目標を掲げている。

 男子800メートルリレーと同400メートルメドレーリレーは銀メダルだったが、五輪王者の中国に肉薄。男子のメダル総数は3日目終了時点で10個(金3、銀6、銅1)と、中国の11個(金7、銀1、銅3)に1差に迫っている。また日本のメダル総数は現在17個で、後半戦を残して過半数に達した。

 若手の活躍が著しい。日本が獲得した金メダルは、男子200メートル個人メドレーの21歳・松下知之(東洋大)、同400メートルの17歳・小島夢貴(豊川高)、男子100メートル平泳ぎの大橋信(枚方SS)の3つ。倉沢委員長は「ジュニアから上がってきたA代表がしっかりと結果を出している」と評価した。

 地の利も生きている。愛知・名古屋の冠が付いているアジア大会だが、競泳は東京アクアティクスセンターで開催している。選手らは会場からほど近いホテルに宿泊。愛知県内ではバスの大幅遅延や、宿泊施設の不備など多くの問題が目立っているが、東京では選手やスタッフへのストレスとなる大きなトラブルは現状なし。倉沢氏は「選手村も名古屋に比べるとかなり快適。経験してもいいのかなと思うくらい。大浴場もあれば、食事も最高級のレストランで、ベッドもふかふか。泳ぎ慣れた東京アクアティクスセンターで選手たちが迎えられていることが、1番記録が出しやすい状況になっている」と感謝した。

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