没後10年の千代の富士さん、弟子だった元千代鳳が稽古場の指導を回想「テンションが上がる」

トークショーを行った錦島親方(右)と呼び出しの重夫(撮影・持木克友)
トークショーを行った錦島親方(右)と呼び出しの重夫(撮影・持木克友)
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「大相撲秋場所・4日目」(16日、両国国技館)

 錦島親方(元小結千代鳳)、三役呼び出しの重夫が館内でトークショーを行った。ともに九重部屋に所属。2016年に61歳で死去した先代九重親方の元横綱千代の富士、秋元貢さんの思い出を語った。

 錦島親方は年子の兄、千代丸が中3で入門を決めた場に同席し、「自分も行きます」と宣言したことを回想。「年子だったので兄というより、友達のような感覚だった」と振り返った。

 現在は部屋付き親方として、行進の指導にあたる錦島親方。「自分はぶちかまして前に出ることを心掛けていた。指導でも前に出ろと、いつも声をかけるようにしています」と語った。

 持ち味だった突き押しは、先代師匠に叩き込まれた。「千代の富士さんは四つ相撲で、突き押しがやりにくかったんだと思うんです。それで自分たちには『ぶちかまして一発でもっていったら、横綱にも勝てるよ』と教えてもらいましたね」と述懐した。

 稽古場で褒められることはほぼなかった。親方は「全部を指導するのではなく『少し教えて、あとは自分で気づきなさい』という教え方でした。で、それができると褒めるんですよ。『それだ!』と言ってくれる。テンションが上がるので、もっと稽古しようって思います。普段はたくさん(ダメ出しを)言われるので、褒められると『ウッシャ』ってなる。それが上手でしたね」と思い返していた。

 今年引退して若者頭に転身した兄の千代丸は、来年1月31日に国技館で断髪式を控える。「ぜひ皆さん来て下さい」と来場者に呼び掛けていた。

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