バレー男子 ロス五輪決めた!アジア大会連覇達成 主将・石川がスパイク締め「仲間に感謝」 大舞台へ「ゴールはロスでメダルを取ること」

 優勝でロス五輪への切符を手にし、抱き合って喜ぶ高橋(撮影・中田匡峻)
 ロス五輪の出場権を獲得し、歓喜する高橋藍(12)、石川(左隣)ら日本の選手たち(撮影・中田匡峻)
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 「バレーボール・買取大吉男子アジア選手権・準決勝、日本3-0イラン」(13日、北九州市立総合体育館)

 世界ランキング6位の日本が同18位のイランを3-0で下して2028年ロサンゼルス五輪出場権を獲得した。西田有志(26)=大阪B=がチーム最多の18得点、高橋藍(25)=ルブリン=が17得点をマークし、2年後の大会への切符を、団体球技では日本勢一番乗りでつかんだ。3大会連続出場となる五輪で、1972年ミュンヘン五輪金以来となるメダルを目指す。今大会の日本は1次リーグで3連勝。決勝トーナメントはインド、韓国、イランにストレート勝ちした。大会最優秀選手には高橋が選ばれた。

 絶叫しながらコートの真ん中に集まった。歓喜の輪をつくり、笑顔で抱き合う。主将・石川が最後の1点を決めた。全員でもぎとった3大会連続11度目の五輪切符獲得。チーム一丸で、イランの高い壁を撃破した。

 「どんな状況であれ、ここでしっかりと出場権を獲得するために今シーズンやってきた。非常にうれしい」と要所で相手を沈めた背番号14が喜びをかみしめた。

 西田の大暴れから始まった第1セットを先取。競り合う展開は続いたが、第2、3セット、勝負を決める一打は石川が放った。それでも口にするのはチームメートへの感謝の言葉。「チーム全員で戦った結果。非常に助けられた」と笑みをこぼした。

 今季は、代表始動のキックオフ会見が予定されていた5月末、チームから逮捕者が出る波乱の幕開け。どん底からのスタートだった。それでも「目指すゴールが一緒の方がチームは強くなる」と、全員の視線はぶれなかった。ネーションズリーグ(VNL)ではメダルを逃したが「すぐに切り替えて、ここが一番だと言い続けてきた。全員が同じゴールに向かって突き進めていた。それぞれリーダーシップを発揮して強くなっているチーム。仲間に感謝したい」。苦難があったからこそ、結束力はさらに増した。

 五輪2年前の出場権獲得。日本バレーボール協会の川合俊一会長は大きなアドバンテージだと語る。次の大会からはフルメンバーを出さない強豪国のように「一定の人間だけに負担をかけない試合展開にできる」。主力を温存しつつも、新たな戦力の育成を有意義に進めることができる。「オリンピックはベストで戦える」と長い準備期間のメリットを語った。

 アジアの頂点から次は世界の頂へ。「僕たちのゴールはメダルをロス五輪で取ること。そこを目標に次から戦っていきたい」と石川。2年後の大舞台まで、牙を研ぐ。

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