倉沢競泳委員長「彼の実力などを考えれば非常に残念に思う」執行猶予3年の五輪銀メダル本多被告に言及 代表チームへの影響は「最初は動揺はありましたけど」

 競泳日本代表の倉沢利彰競泳委員長が9日、都内で取材に応じ、同日に自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の罪で拘禁1年、執行猶予3年の判決が言い渡された21年東京五輪200バタフライ銀メダルの本多灯について、「彼の実力などを考えれば非常に残念に思う。この先の彼の人生がどうなるかは分からないが、連盟としては倫理委員会の処分を受けて考えていきたい」と語った。

 日本水連は、今後、青森県で開催されている国民スポーツ大会終了後の14日以降に倫理委員会を開催。顧問弁護士と相談の上で、本多の処遇を協議していく。

 倉沢委員長は事故から連盟への報告に時差があったことに「アスリートとして自分を律することができなかったんだと思う。これから先の処分はもう連盟の方で下ると思う」と語り、事故の一報を聞いた時について「驚いた。周りが知らなかったっていうのも結構驚きましたし、会社ですら知らなかったっていうのは驚いてます」と明かした。

 代表チームへの影響については「最初は動揺はありましたけれど、彼と一緒に練習してきたメンバーとか、非常に残念な思いはあると思いますけども、それに今は感傷に浸ってられないところはあると思いますから。彼らは彼らでやるべきことを自分の目標に向かってやっていくということに尽きる」と、語った。

 本多被告は、昨年11月21日、東京都多摩市愛宕4丁目の制限速度が時速30キロの道路を、時速88~108キロで運転し、対向車線にはみ出して向かいから来た車と衝突。相手に28日の加療を要する顔面打撲や胸骨骨折などのけがを負わせた。8月25日に初公判が行われ、この日に判決。今回の一件を受け、パンパシフィック選手権(8月、米アーバイン)、愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)の出場は辞退した。

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