若隆景 「コンパートメント症候群」左脚の緊急手術を説明「激しい痛み、1分1秒を争うと」復帰時期は未定【大相撲】

国技館を訪れた若隆景
力士会後に並んで歩く若隆景(左)と安青錦
2枚

 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 東前頭12枚目の若隆景(31)=荒汐=が1日、東京・両国国技館で関取衆による力士会に参加。左脚の緊急手術で名古屋場所を休場して以降、初めて報道陣の取材に応じた。

 通常のスピードで歩き、大関安青錦と談笑するなど、手術の影響を感じさなかった若隆景。「経過は良好なんじゃないですか。リハビリをやりながら、復帰に向けてって感じです。いろんな人に支えられて、ここまで来た」と現状を説明した。

 5月の夏場所を優勝し、関脇として臨んだ名古屋場所だったが、本格的な稽古を開始した7月1日に左太ももの異常を訴え、神経まひなどを引き起こす「コンパートメント症候群」の診断により緊急手術を受けた。名古屋場所は全休し、複数回の手術を経て退院していた。

 稽古を切り上げ安静にしたが、痛みが収まらなかった。師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)が「絶対に『痛い』と言わない男が言った。相当ひどいと分かった」と救急車を呼び、搬送された。

 若隆景は「すごい激しい痛みでした。1分1秒を争うと先生から言われて、手術をするしかない状況だった。手術する時はどういうケガなのか、コンパートメント症候群って言われても馴染みはないし、自分の足がどういう状況になってるのかハッキリ分からない状態だった」と振り返った。

 手術後は「出血が多くて危ない」ため、翌朝に再手術。傷が3~40センチ開放されたまま症状が収まるのを待ち、1週間後に傷を縫う手術を受けた。「傷が開いているのは聞いていましたが、負荷をかけないように、仰向けの状態から動かないように指示を受けてました」。自身で傷口を見ることはなかった。

 若隆景は「復帰できるか、できないかっていう状況で手術を受けて、一応、復帰ができるんじゃないかっていう方向で手術が終わった。そういう意味ではホッとしたというか、あとはしっかりリハビリして、戻るだけなんで」と前を向いた。

 大関とりの意欲を明言していた中での悲運。復帰時期は全くの未定だという。それでも「日常生活に支障がないところまで来てる。本当に周りの支えに感謝ですね。妻は東京から名古屋に来て、付きっきりでサポートしてくれた。感謝しかないです。主治医の先生、親方衆はじめ、部屋の力士たち、後援会の方たち、皆さんに感謝です」と語った若隆景。最後に「しっかり治して頑張ります」と誓った。

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