旗手の藤波朱理 佳子さまの激励に「誇りと責任を持って」V宣言 32年ぶり日本開催アジア大会へ決意 ロス五輪へ弾み
32年ぶりに日本で開催される愛知・名古屋アジア大会の開幕まで1カ月を迎えた19日、都内のホテルで日本選手団の結団式が行われた。井上康生団長(48)は、1966年バンコク大会の最多金メダル獲得数78個と、94年広島大会のメダル総数218個の更新を目標に設定。この日は選手、スタッフら549人が参加し、旗手を務める2024年パリ五輪レスリング女子53キロ級金メダルで、今大会は57キロ級代表の藤波朱理(22)=レスター=が意気込みを語った。
選手団の先頭に立ち、団旗を受け取った藤波は、ぐっと表情を引き締めた。レスリング女子選手がアジア大会で旗手を務めるのは、06年ドーハ大会の吉田沙保里さん以来2人目。「聞いたときはびっくりした」と笑顔を浮かべつつ、「すごく光栄なこと。先輩たちに憧れて競技を始めた。自分も一員としてつないでいけるようにしたい」と実感を込めた。
結団式には秋篠宮家の次女・佳子さまが臨席し、「けがに気を付けて頑張ってください」と言葉をかけられた。藤波は「誇りと責任を持って、自分らしく攻めるレスリングで優勝したい」とVを誓った。
開会式は9月19日で、自身の試合は閉会式前日の10月3日に行われる。旗手として、選手として全日程を緊張感ある中で過ごすことになるが、「日本選手団の全員が最高のパフォーマンスを出し切れるように祈っているし、優勝して締めくくりたい」とにやり。32年ぶり自国開催の主役になってみせる。
前回の23年杭州大会は53キロ級を制し、その勢いのままパリ五輪で初優勝した。今回もVで締めれば、57キロ級での“2階級制覇”を狙うロサンゼルス五輪へ向けて弾みがつくことは間違いない。
直近では米国合宿を決行。本番会場を視察して、士気を高めてきた。「最後はここで私が一番輝ける未来を想像しながら、今を一生懸命に生きようと覚悟した」。日本選手団の顔として自国開催を制し、2年後の夢舞台までつなげてみせる。
