高橋藍 アジア選手権Vで五輪切符獲る 「一番の敵はイラン」 豪、オマーンなど「未知のチーム」も警戒
バレーボール男子日本代表が18日、優勝チームに2028年ロサンゼルス五輪の出場権が与えられるアジア選手権(9月4日開幕、北九州市立総合体育館)へ向け、都内で練習を公開した。主将の石川祐希(ジラート)のコンディション調整が続く中、ロラン・ティリ監督は「(4位だった)ネーションズリーグ(VNL)は忘れろ」とチームに呼びかけて士気を高め、24年パリ五輪代表の高橋藍(ルブリン)は五輪切符獲得へ決意を語った。
見据えるのは頂点のみだ。五輪切符の懸かる大一番まで約2週間。高橋は「VNLが終わってリフレッシュできた。ここからギアも上げていけるし、アジア選手権に向けていい準備はできている」と自信をのぞかせた。
期待は大きい。VNL遠征中に、石川が首を負傷。「アジア選手権にはいい状態に持っていけるように」と前向きに話しているが、この日は全体練習に参加せず、開始15分ほどでコートを後にした。
回復具合については「練習できたり、できなかったり」と説明しており、大会開幕時に本調子とするには不安が残る。五輪出場権獲得へ、高橋の活躍が不可欠な状況となっている。
アジア1位へ強敵となるのが、VNLで争った中国とイラン。高橋も「間違いなく一番の敵はイラン」と気を引き締めるが、1次リーグ同組のオーストラリア、バーレーン、オマーンなどの対戦経験が少ない国にも警戒心を強める。「未知のチームが多く、何をしてくるか分からない。何があっても自分たちのリズムを崩さない準備をしておかないといけない」と足元を見つめた。
パリ五輪までと予選方式が変わり、ロサンゼルス大会では大陸王者での出場権獲得が追加された。今回で切符を獲得できれば、本大会まで2年の時間が得られる。金メダルを手にした1972年ミュンヘン五輪以来のメダル獲得へ、有利に働くはずだ。
「戦える準備をしていける感覚が今はある」。高橋がチームをけん引し、五輪までの道を切り開く。
◆バレーボールのロサンゼルス五輪への道 男女とも開催国の米国を含む12チームが出場。米国を除く11チームは①アジア選手権など各大陸選手権で優勝した5チーム。②2027年W杯において①で出場権を獲得したチームを除く上位3チーム。③28年ネーションズリーグ1次リーグ終了時における①②で出場権を獲得した8チームを除く世界ランキング上位3チーム。
