大相撲 横審 不振両横綱に決議なし「その前段階」八角理事長に思いは伝える「横綱としての責任、自覚、相撲道における姿を…」

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は27日、両国国技館で定例会合を開いた。大島理森委員長(元衆院議長)は、名古屋場所で9勝6敗の大の里(二所ノ関)と、7勝7敗1休の豊昇龍(立浪)について、「一層、横綱としての責任、自覚、心技体の言葉をもとに自分自身に問いかけ、体を万全に、横綱としての相撲道における姿を、ぜひ見せていただく責任があると、八角理事長(元横綱北勝海)に率直に私どもの共通認識として申し上げた」と明かした。

 横審は横綱に対して激励などの決議を行えるが、「決議は今回は出しません。議論もありませんでした。その前段階」と説明。豊昇龍の千秋楽休場には「誠に残念」としつつ、「ぜひ横綱昇進の時に発せられた『気魄一閃(きはくいっせん)』の言葉を思い起こしていただいて、万全な横綱としての相撲を取れる体になっていただき、稽古を積み、頑張ってほしいとのご意見もあった」と話した。

 大の里には「目をじっとテレビで見ていた時に不安を感じた」と印象を明かし、「大の里関自身が土俵に上がる不安があったのではないか。15日間出られたことについてはよく頑張ってくれた。15日間の中で、かつての強い大の里関の相撲が段々出てきたことには、来場所に期待したい思いでいっぱい」と秋場所への思いを述べた。

 12勝3敗で3度目の優勝を果たし、大関復帰を決めた安青錦(安治川)には「けがを乗り越えて、あのような戦い方をしたのは誠に立派だった」と評価。「相撲道にかける熱烈な不退転の覚悟も感じた。そういう姿と両横綱をある程度、比較しながら、両横綱にまさにその精神を期待したい」とも語った。

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