綱とり霧島 勝ち越し決めた!昇進へ逆転狙う 終盤5日間へ自然体貫く「自分の相撲を。あまり考えずに」
「大相撲名古屋場所・10日目」(21日、IGアリーナ)
綱とりの大関霧島は伯乃富士との2敗対決を寄り切り、勝ち越しを決めた。昇進条件の「高いレベルの優勝」に向け、1差からの逆転を狙う。関脇安青錦は豊昇龍に上手投げを決め、大の里に続く横綱連破で9勝目。賜杯争いトップを守り、10勝での大関特例復帰に王手をかけた。豊昇龍は4敗。大の里は大栄翔を浴びせ倒し6勝目。平幕の琴栄峰を加え、1敗は2人となった。
前日に2敗目を喫した霧島が連敗を阻止し、綱とりに望みをつないだ。頭で低く当たって左を差し、右上手をつかんで力強く寄り切った。過去3勝3敗の伯乃富士を問題にせず「あまり覚えてないけど、しっかりやることをやって良かった」と勝ち越しを決めた。
小1の長女、アヤゴーちゃんら家族と毎日連絡を取る。前夜は「今日負けたから明日勝って。頑張って」と励まされた。以前は「どうして負けたの」など不満を伝えられただけに成長を感じるが「今は泣かなくなったから。ただ機嫌は悪いですけどね、負けたら」と苦笑いを浮かべた。
「ハイレベルな優勝」が求められる綱とり。土俵下の審判だった師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)は「全部勝つつもりで」と期待。最初の大関時代に綱とりを失敗し、陥落から大関に復帰した霧島の経験を「生きている。(前回は)『緊張して寝られなかった』と聞いた」と明かした。
8勝2敗を「頑張っているし、いいんじゃないか」と語った霧島。終盤5日間に向けて「最初から最後まで大事。自分の相撲を取るしかない。あまり考えずに」と応じた。
