大関から転落の関脇安青錦「土俵の味は絶対、依存症的なものがある」復活へ手応え「一回落ちたらもう一回上がればいい」【大相撲名古屋場所】
「大相撲名古屋場所」(12日初日、IGアリーナ)
大関から転落した関脇安青錦(22)=安治川=が1日、愛知・日進市の部屋で稽古を行った。四股、すり足、若い衆に胸を出すなどして大粒の汗を流した。
かど番だった5月場所は左足首のケガで全休したが「体の動きがいい。基礎とか普段やっていることに対しては今までと同じ感じか、それよりちょっといい感じ」と状態には手応え。胸を出した際の踏ん張りにも「しっかり感覚を戻せるように、意識して土俵を感じながらやっています」と気を向けている。
綱とりだった3月場所で初めてケガで負け越し、翌場所でさらに暗転したが表情は暗くない。6月のパリ公演では満員の観衆を前に取組を務め「やっぱり力士は本土俵に上がらないと。土俵の味は絶対、依存症的なものがある」と流ちょうに語った。戦禍のウクライナからドイツに逃れた両親を招きベルサイユ宮殿などへの観光を楽しみ、いいリフレッシュになったという。
今場所10勝すれば大関に復帰する。過去多くの元大関がはね返された壁だが「これで終わる人間じゃない。10勝じゃなくて優勝を目指して取り組む」とキッパリ。そして「負けたのも、落ちたのも事実。それから逃げようとは思わない。一回落ちたらもう一回上がればいい。一回上がっているから無理ではないと分かっている」と、冷静かつ前向きに先を見据えた。
