スーパー高校生・後藤大樹が400メートル障害初優勝 またU20日本新!アジア大会代表にも決定「いい刺激をもらえたら」
「陸上・日本選手権」(14日、パロマ瑞穂スタジアム)
今秋の愛知・名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねて行われ、男子400メートル障害決勝は、後藤大樹(17)=京都・洛南高2年=が48秒09のU20日本新記録を樹立して初優勝し、日本陸連が定める選考基準を満たしてアジア大会の代表入りを決めた。女子1500メートル決勝は日本記録保持者の田中希実(豊田自動織機)が4分11秒80で7連覇し、代表入り。男子110メートル障害決勝は泉谷駿介(住友電工)が13秒17で2年連続5度目の優勝を果たし、代表に決まった。
スーパー高校生が一気に名をはせた。後藤がU-20日本新記録で初優勝し、今大会より低いハードルを用いて競われるU18の世界最高よりも速く走った。「高校生らしくフレッシュなレースができたらと思っていた。自然と笑みがあふれるワクワクした気持ちで走ることができた」と無邪気に笑った。
最終コーナーで先頭に並ぶと、自信があったというラスト100メートルで前に出た。勢いを落とさずゴールへ。何度も手をたたき「スプリントで負ける気はしないという気持ちでいった」と喜びを爆発させた。
“うなぎパワー”で頂点に立った。13日の予選で48秒31をマークし、U-20日本新記録を樹立。決勝で再び塗り替えられたのは、予選後に柴田博之監督に『うなぎ特上』をごちそうしてもらったから。「『出世払い』と言われたので、今日結果を出さないといけないと思った」と、すぐに結果で返した。
目指していたアジア大会代表にも決定。「憧れの選手や遠い存在だった選手と戦うことになる。コミュニケーションを取って、いい刺激をもらえたら」。無限大の可能性を秘めた17歳が世界へ羽ばたく。
◇後藤大樹(ごとう・たいじゅ)2009年5月5日、千葉県出身。小学3年生で陸上を始め、洛南高では柴田博之監督の勧めで110メートル障害から400メートル障害に主戦場を移し、1年時に全国高校総体で優勝。大会後は焼き肉を食べるのがお決まり。友人と休みの日に出かけたり、カラオケをしたりするのが息抜き。180センチ、69キロ。
