池江璃花子「そろそろ56秒台出したい」18年大活躍パンパシで100バタ復帰後ベスト狙う!

 競泳の日本代表が9日、パンパシフィック選手権(8月、米アーバイン)に向け、都内で実施している合宿を公開した。24年パリ五輪代表の池江璃花子(横浜ゴム)は、個人2種目で日本記録を樹立して金を含む4個のメダルを獲得した2018年大会(東京辰巳国際水泳場)以来の出場。「そろそろ56秒台を出したい」。大活躍した思い出の大会で、白血病から復帰後の100メートルバタフライ自己ベストタイム更新を誓った。

 うってつけの舞台だ。パンパシフィック選手権は屋外開催。オーストラリアを拠点とした約2年は、外プールで練習していたため慣れがある。「個人的には相性がいいと思っている」。また五輪開催まで2年前とあって大会に張り詰めた緊張感はなく、海外特有の“楽しむ”空気感があるため気持ちも乗りやすい。「海外独特の盛り上がりを楽しみながら、結果が出るときはレースをすごい楽しんでる時。そういう精神状態で迎えられるのがベスト」。環境を味方につけ、復帰後から届いていない56秒台を狙う。

 2019年に白血病を公表し、闘病生活と懸命なリハビリを経て20年夏に復帰。24年9月には、自身のSNSで完全寛解を報告した。各種目のタイムは徐々に戻しており、得意の100メートルバタフライの復帰後ベストタイムは、24年3月に行われたパリ五輪日本代表選考会準決勝の57秒03。そこから2年ほどタイム更新は遠ざかってはいるが、「56秒台が出るトレーニングはしてきてるはず」と、積んできた練習内容には手応えを感じている。

 パンパシフィック選手権は、同じ米国で開催される28年ロサンゼルス五輪のシミュレーションの意味合いもあり、自国開催の愛知・名古屋アジア大会(9~10月)に弾みを付ける舞台でもある。「パンパシはすごいメンバーが集まる試合で緊張感はあると思うけど、自分の勝負強さとか、焦った時に負けないとか。本当に自分のメンタル次第の部分はある。メンタルの強化は、すごくこの2カ月大事になる。気持ちと体を整えたい」。集大成と位置づける夢舞台へ向け、池江が充実の夏を過ごしていく。

 ◆パンパシフィック選手権 欧州選手権に対抗し、競泳の環太平洋地域の競技力向上を目指す日本、米国、オーストラリア、カナダが中心となって創設した。第1回は1985年の東京大会で、現在は4年おきに五輪中間年に開催されている。予選は1カ国当たりの出場人数制限はないが、8人で競う決勝は、1カ国・地域から最大2人しか進めない。

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