岡慎之助がV3 世界選手権代表決定 窮地もチャンスに変え橋本に逆転 全日本の雪辱果たし「NHK杯は僕のもんだぞって」
「体操・NHK杯」(17日、東京体育館)
世界選手権(10月・オランダ)などの代表最終選考会を兼ねて男子個人総合の2回目が行われ、岡慎之助(22)=徳洲会=が全日本選手権の得点との合計341・362点で逆転して3連覇し、世界選手権代表に決まった。1回目トップの橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は最終種目の鉄棒で落下し、2年連続の2位。3位の川上翔平(徳洲会)は橋本とともに代表入り。団体総合を見据えた編成で残り2枠は4位の土井陵輔(セントラルスポーツ)と、鉄棒で高得点を出した前田楓丞(リーフク)。岡と橋本は愛知・名古屋アジア大会代表も兼ねる。
橋本を1・181点差で追う2回目。窮地とも思える状況を、岡だけは「チャンス」と捉えていた。真骨頂の完成度と着地でじわじわと差を詰めると、最終種目の鉄棒でライバルが落下。逆転での3連覇が転がり込んだ。24年パリ五輪を引き合いに出し「諦めなければ本当に金メダルを取れた。また実現した」と事もなげに言った。
この日は得意の平行棒に加え、床運動、跳馬でも10点満点のEスコア(実施点)が9点台。完璧な着地に与えられる0・1点のボーナスも3種目で獲得し、難度で上回る橋本に重圧をかけた。
全日本選手権の得点を持ち越すNHK杯は、計4日間の演技で争う総決算。総合力が問われるタイトルに「強さを証明できる」と誇りを感じる。全日本で3年連続2位となっても「NHK杯は僕のもんだぞって。やられっぱなしはね」と充実感が広がった。
