39歳の元幕内鳰の湖、20歳差対決制し勝ち越し王手「北の湖親方の言葉思い出す」亡き師匠の教え今も糧に【大相撲夏場所】
「大相撲夏場所・8日目」(17日、両国国技館)
元幕内で西三段目16枚目の鳰の湖(39)=山響=は、東三段目14枚目の若雷(19)=雷=と対戦。押し倒して3勝1敗とした。
立ち合いから押し込み、土俵際でいなされ土俵を割りかけたが、前のめりになって耐えた。相手と離れて再び突進し、顔を張られたが、お構いなしに出て押し倒した。20歳差対決を制し「良かったです。若い相手に足がついていった」とうなずいた。
勝ち越し、名古屋場所(7月12日初日、IGアリーナ)で約1年ぶりとなる幕下が狙える展開となった。それでも「北の湖親方の言葉を思い出します。3勝1敗になった時『あと一番は勝てる、とは思うなよ』と言われました。顔を張られたことも『たたかれて、たたき返したら神事の相撲ではなくなる』と話してもらいました。今でも教わったことを思い出します」と気を引き締めた。
2013年名古屋場所を最後に十両から遠ざかる鳰の湖。かつての師匠、北の湖親方(元横綱=故人)の教えは、今も自身の背中を押してくれる。「北の湖親方は忙しくて、見ていないようでいて自分の相撲を見てくれていました。残り3番頑張ります」と誓った。
