女子プロレス“令和の極悪女王”刀羅ナツコが大相撲初観戦、右膝重傷から復帰した元十両の三田に感銘「力士の誇り感じた」
女子プロレス・スターダムの極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」を率いる“令和の極悪女王”刀羅ナツコが12日、大相撲夏場所3日目が行われた両国国技館に来場。初めて大相撲を観戦し、元十両で三段目の三田(二子山部屋)への賛辞を口にした。
プロレスでは何度も試合を行った国技館だが、観客として初めて大相撲を枡席から観戦。「力士が画面の中より大きく見えた。立ち合いでぶつかり合う音は迫力があるよな。自分がプロレスのリングで客にどう見えているか、なんてことも考えたよ」と、刺激を受けた様子だった。
大相撲に関心を持ったのは二子山部屋のYouTubeチャンネルがきっかけ。三田が入門から成長していく姿を追う中で、他の力士にも目が向いた。角界随一のプロレス通である幕内の若元春(荒汐部屋)と交流を持つようにもなり、この日の初観戦へと至った。
三田は昨年11月の九州場所2日目、十両の輝戦で投げを打った際に右膝を負傷。「右膝前十字じん帯損傷」の重傷で手術、リハビリを余儀なくされた。今場所から三段目に番付を落とし、復帰していた。
三田が2勝目を挙げるのを目撃した刀羅は「勝ったことも素晴らしいけれど、膝にテーピングやサポーターを一切使っていないことに驚いたよ。自分がケガした時は、2年くらいサポーターを外せなかったからね」と語った。
刀羅は2021年7月、団体至宝ベルトのワールド王座選手権で林下詩美に挑戦したが、試合中に左膝を負傷し、レフェリーストップで敗れた。左膝前十字靭帯断裂で手術を受け、復帰まで1年以上を要した。
三田がテーピング等を使用しなかったことに、刀羅は「力士のプライドというか、誇りのようなものを感じたよな」と自身の経験を踏まえ、感慨深げに語った。
刀羅はスターダムの4・26横浜アリーナ大会で敗れ、流悪夏とのゴッデス王座を失冠。盟友の上谷沙弥がワールド王座を、小波はワンダー王座の防衛に失敗した。極悪軍団として痛すぎる日となったはずだが、気落ちする様子はない。刀羅は「ベルトを失うということは、新しい獲物を狙いに行けるということ。ヘイトはこれまで通り、スターダムの中心で暴れまくってやるよ」と言い切った。
スターダムは毎年12月末に両国国技館大会を開催するのが恒例。年末は刀羅が、国技館の中心で悪の華を咲かすはずだ。
