心不全で春場所全休の翠富士が復帰星「そのうち良くなる。上に戻りたい」医師の休場提案も出場【大相撲夏場所】

 「大相撲夏場所・2日目」(11日、両国国技館)

 西十両10枚目の翠富士(29)=伊勢ケ浜=が嘉陽(中村)を寄り倒し、今場所初勝利で1勝1敗とした。嘉陽は2敗。

 3月の春場所は「心不全」の診断書を提出して全休。大阪入りから程なく「呼吸ができなくなった」症状で救急搬送され、療養を続けていた。4月中旬から稽古を開始し、医者からは7月場所からの復帰をすすめられたが「それだと給料がなくなってしまう」と、幕下への転落を嫌って出場した。

 症状の原因は「酒の飲み過ぎと高血圧」で、血圧220だったといい、現在は6種類の薬を服用。一時は10キロ減った体重は、5~6キロは戻ったという。

 この日は相手のはたきに乗じて前に出て、最後は追いかけながら左を入れて寄り倒した。「勝てて良かった。普通にうれしいですよ」と表情を変えず喜んだ。「前より攻めきれない感じはあるが、そのうち良くなる。上に戻りたい」と再幕内を目標に掲げていた。

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