元里山の思い出は琴桜を下した一番「あ、俺は相撲が好きなんだ」現在は千賀ノ浦親方として指導【大相撲夏場所】

 「大相撲夏場所・2日目」(11日、両国国技館)

 東京場所恒例の親方トークショーが館内の相撲博物館で行われ、千賀ノ浦親方(44、元幕内里山)と大嶽親方(43、元幕内玉飛鳥)がファンからの質問に答えるなどして、会場を盛り上げた。

 思い出の一番を問われた千賀ノ浦親方は、現役最後の取組を挙げた。西幕下9枚目で臨んだ2018年九州場所、3勝3敗での七番相撲。相手は琴鎌谷(現大関琴桜)で「この一番で最後だと決めていたので、取組前に勝ちに行く意味があるのかな、と考えた。向こうも3勝3敗だった」と、勝ち越しを狙う若手を倒す意義に確信を持てなかった。

 ところが「はっけよいで体が勝手に動いた。左を差して、粘って下手投げで勝てた」と勝ち越し、有終の美を飾った。「自然と体が勝ちにいっていた。あ、俺は相撲が好きなんだ、勝ちに貪欲なんだ、と思いました」と振り返った。

 現在は部屋付き親方として、尾上部屋で指導に当たる千賀ノ浦親方。有望株には幕下伊波を挙げ「高校と大学の後輩ですが、高校から相撲を始めた。伸びしろが大きいのに幕下上位。相撲の技術をつければさらに強くなる」と話していた。

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