フィギュアスケート りくりゅう1年前から引退よぎっていた「来季が最後になるかもしれないね」五輪まさかSP5位発進時は「もう4年やるか」

 26年ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケートペアで、日本史上初の金メダルを獲得した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が28日、都内で引退会見を行った。三浦は「木原さんと組んだ7年間は、アスリートとしてだけじゃなく、人として成長することができた。7年間はかけがえのない時間」と実感を込め、木原は「最高のパートナー」と涙を流して感謝した。

 2人の間に引退の2文字が浮かんできたのは約1年前にあたる、2度目の優勝を果たした25年世界選手権の後から。練習中から「来シーズンが最後になるかもしれないね」と話しており、振り付け師にも意志を伝えていた。

 それだけにミラノ・コルティナ五輪のショートプログラムで5位発進だった時は、ひどく落ち込んだ。「今季は引退するかも知れないという気持ちを持ちながら滑っていた」(三浦)。当時は「もう4年やるか!」と気持ちも揺れ動いていたという。

 フリーに向けては関係者から「あんたたち金を取るんでしょ」、「まだ終わっていないよ」、「野球は9回裏まで終わらないよ」と励ましの言葉をかけられて奮起。フリーでは歴代最高得点をたたき出し、大逆転で金メダルをつかんだ。

 ◆三浦璃来(みうら・りく)2001年12月17日、兵庫県宝塚市出身。大阪・向陽台高-中京大出。カナダを拠点に木原と組んで7季目となった25~26年シーズンのミラノ・コルティナ五輪ペアで金メダルを獲得し、団体で銀メダル。世界選手権は23年大会、25年大会で優勝した。趣味はヘラジカのぬいぐるみ集め、動画鑑賞、ゲーム。特技は回し蹴り、ゴロゴロすること。146センチ。

 ◆木原龍一(きはら・りゅういち)1992年8月22日、愛知県東海市出身。愛知・中京大中京高-中京大出。11年世界ジュニア選手権男子代表で、13年にペアに転向した。五輪には4大会連続で出場し、14年ソチ大会は高橋成美と、18年平昌大会は須崎海羽と、22年北京五輪からは三浦と組んだ。趣味は山登り、古城巡り、筋トレ。特技は野球、サッカー、リバウンドジャンプ。174センチ。

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