渡部暁斗さん「どうすればいいんでしょうね…」 2030年五輪でノルディック複合除外危機
ノルディック複合男子の五輪6大会連続出場で、今シーズンで引退した渡部暁斗さん(北野建設)が23日、都内で取材に応じ、2030年フランス・アルプス五輪で除外の可能性がある自身の種目について「不採用となった場合は、どうすればいいんでしょうね…」と複雑な胸中を明かした。
「決断は目前に迫っている。これからどうしていくかは手遅れなので、待つしかない。採用なら全力で盛り上げていきたいですし、不採用になった時は自分が動いたからといって再び採用されるかは分からない。決断を待ってからかな」
1924年から五輪に採用され、冬季大会として歴史のあるノルディック複合。スキージャンプとクロスカントリースキーの要素を合わせて争うことから勝者は、キング・オブ・スキーと称される。
日本では1992年アルベールビル五輪で三ケ田礼一、荻原健司らが団体2連覇を果たし、2014年ソチ五輪からは渡部さんが団体を含めて3大会連続でメダルを獲得している。ただ世界的には注目度の低さや強豪国の偏りが課題とされており、現在も女子は五輪に採用されていない。そして男子も2030年五輪から除外される可能性が出てきている。
国際オリンピック委員会(IOC)は6月に行われる理事会で、30年フランス・アルプス五輪の実施種目を決定する予定。自身が打ち込んできた競技の行く末に、渡部さんは「不採用となった場合は、どうすればいいんでしょうね…」と困惑していた。
