鍵山優真 喜び爆発の銀 SP6位から「文句なし」鬼門フリーで大逆襲 自己ベスト更新が自信に
「フィギュアスケート・世界選手権」(28日、プラハ)
男子はショートプログラム(SP)6位の鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=が自己ベストのフリーは2位と巻き返し、合計306・67点で2月のミラノ・コルティナ五輪に続いて銀メダルを獲得した。五輪「銅」の佐藤駿(エームサービス・明大)が合計288・54点でSPから一つ上げて3位に入った。イリア・マリニン(米国)がSP、フリーともにトップの合計329・40点と圧勝し、3年連続3度目の優勝。アイスダンスの吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)は19位だった。
片膝をつく最後のポーズのまま両拳を掲げた。立ち上がって大歓声を浴びながら、今度は右手を突き上げた。鍵山は編曲からこだわったオペラ「トゥーランドット」の演目をついに完遂し「文句なし、言うことなし」と喜びを爆発。普段は冷静な父・正和コーチも感極まり、親指を立てた。
鬼門のフリーだった。昨年12月のグランプリ・ファイナルは4位、2月の五輪は6位と失速。銀メダルを獲得しても「表彰式は、すごくもどかしい気持ち」だった。
だからこそ、今季最終戦は順位や点数よりも「満足のいく演技」を目指した。4年前の五輪でマークしたフリーの自己ベストを更新。約23点の大差で3連覇したマリニンへの悔しさは「全くない」と言い切り、抱き合って健闘をたたえた。「久しぶりにハッピーな気持ちですごくうれしい」。つかんだ自信は大きい。





