元大関若嶋津さん葬儀・告別式 みづえ夫人は涙止まらず「俺は相撲しか知らない。“相撲人生”だった、とずっと言っておりました」
15日に肺炎のため69歳で死去した大相撲の元大関若嶋津で、元二所ノ関親方の日高六男(ひだか・むつお)さんの葬儀・告別式が24日、千葉県市川市で営まれ、弔辞を読み上げた元大関琴風でNHK解説者の尾車浩一さん(68)ら約300人が参列。現役時代は精悍(せいかん)な顔立ちと素早い動きから「南海の黒ひょう」と呼ばれた昭和の人気力士との別れを惜しんだ。
あいさつでは喪主を務めた妻で元人気歌手のみづえさん(旧姓高田)が約4分間、涙ながらに言葉をつむいだ。「親方は最後も本当に穏やかに…今日このようにたくさんの方にきていただいています。とにかく『俺は相撲しか知らない。相撲人生だった』とずっと言っておりました」。
日高六男さんは2017年10月、千葉県船橋市内の路上で転倒。搬送先の病院で頭部を手術した。一時意識不明の重体となったものの、生命の危機は脱した。23年7月に日本相撲協会を退職。療養生活を続けていた。みづえさんは「倒れてからも本当に…父を始め相撲協会の方にお世話になりながら定年退職という65歳まで全うできたことが私の中で本当に『お父さんよかったな』と思っています。感謝しかありません」と話した。
昨年8月から施設で療養を続けていた六男さん。最後まで“相撲人生”だったという。「テレビをつけると、亡くなる前日も『お母さん、相撲に行かなくていいの?』と言われて…お父さんいいんだよ。もう定年なったんだよって言ったら『そうなんだね』と言いました」と明かした。霊きゅう車の助手席では涙が止まらなかったみづえさん。沿道に駆けつけた多くの人に見送られた。




