霧島 初11連勝2差独走でV王手 大関復帰も見えた 粂川審判長「話はちらほら出ている」

 「大相撲春場所・13日目」(20日、エディオンアリーナ大阪)

 関脇霧島は王鵬を寄り倒し、1敗で単独首位を守った。3日目から自身初の11連勝で、賜杯争いは2差をつけ独走。横綱豊昇龍は、ただ1人2敗だった平幕琴勝峰をはたき込み10勝目。14日目に霧島が大関安青錦に勝つか、敗れても3敗の豊昇龍と琴勝峰がともに敗れれば、2023年九州場所以来、14場所ぶり3度目の優勝が決まる。大関昇進の目安とされる直近3場所合計33勝から白星を1つ積み重ね、大関復帰の機運もさらに高まった。安青錦は琴桜との大関対決を寄り切りで制して6勝7敗とした。

 賜杯争いで2差をつけた。粂川審判長(元小結琴稲妻)から「話はちらほら出ている」と昇進の評価を受けた。霧島が14場所ぶり3度目の賜杯、現行のかど番制度となった1969年名古屋場所以降で魁傑、照ノ富士に続く3例目の特例(降下場所で10勝すれば復帰)を使わない大関復帰が見えた。

 王鵬ののど輪、いなしを耐え、突き押しで対抗。頭をつけて組み止め、寄りながら右上手を取って最後は寄り倒した。「最後まであきらめずちゃんと取れた」と話し、先場所はたきこまれた反省を「頭に入れて無理して出なかった」と生かした。自身初の11連勝にも「あまり考えず一番一番取る」と気を引き締めた。

 首と手首の故障が癒え、稽古量、頭からの立ち合いが戻ったことは、要因の一部に過ぎない。師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)は「間違いなく今の方が成長している」と断言。「気持ちを切らさなかった。ケガをするとどうしても人はマイナス思考になる。そういう時でもしっかり前を向いていた」と認めた。

 この日の朝稽古後、見学に訪れた小学生の女の子から立体シールを贈られた。今春小学校に入学する長女のアヤゴーちゃんから、誕生日プレゼントでも求められていた。「早く渡して喜ぶ顔が見たいな」と笑った。

 家族と毎日のように連絡を取り、長女には「毎回電話したら『あした頑張って。勝ってよ』って。相撲終わったばかりなのに」と苦笑した。千秋楽には妻、6カ月の長男と3人が来阪予定。家族に雄姿を届ける。

 歓喜の瞬間は間もなくだ。霧島は「緊張を楽しめれば。緊張に負けないようにする」と、安青錦戦を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス