羽生結弦さん 復興15年目へ希望の舞 「東北ユースオーケストラ」と共演「思いと技術を込めて」
フィギュアスケート男子で五輪を2連覇した仙台市出身のプロスケーター、羽生結弦さん(31)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata」が7日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで開幕した。自身も被災した東日本大震災から11日で15年を迎える中、宮城、岩手、福島の小学生から大学生までが所属する混成オーケストラ「東北ユースオーケストラ」と共演し、約6500人の観客の前で復興への願いを込めて舞った。同アイスショーは4年連続の開催。公演は9日まで行われる。
3・11からの復興へ。オーケストラが奏でる音楽に融合するように、なめらかに舞った。「本当に震えるほど緊張はしたけど、思いも技術もちゃんと込めて滑れた」。羽生さんの演技は今年も人々の希望を生みだした。
2011年に起こった東日本大震災の直後に、音楽家の故坂本龍一さんの呼びかけにより誕生した「東北ユースオーケストラ」とのコラボレーション。坂本さん作曲の「Happy End」は自ら振り付け。震災で受けた傷への苦しみを表現したというが「最終的には次があると思えるプログラムにした」と思いを語った。
「八重の桜」では、力強く咲く桜を全身で表した。「みなさんの人生のわだちの中に何かを残して来られたかなと、ひとつひとつ、思い出を置くイメージでつくった」。鎮魂の祈りが込められた羽生さんらしいしなやかな滑りで、ファンを魅了した。
まもなく15年がたつ。「僕は当時16歳。伝えるべき立場として頑張っていかないといけない。若いながらに使命を帯びた気がしていた」。満天の星空に、今年も願いを乗せた。
◆羽生さんが滑った演目
1.Notte Stellata
2.Happy End
(羽生結弦×東北ユースオーケストラ)
3.八重の桜
(羽生結弦×東北ユースオーケストラ)
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