武蔵川親方【春場所展望】安青錦は自分の相撲貫けば綱とり成就するのでは 体を起こされないように徹底を
「大相撲春場所」(8日初日、エディオンアリーナ大阪)
横綱大の里が3場所ぶり6度目の優勝を狙い、3場所連続優勝と横綱昇進へ挑む大関安青錦。「荒れる春場所」と評される大阪場所を元横綱武蔵丸の武蔵川親方(デイリースポーツ評論家)が占った。
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綱とりの安青錦は、内容を第一に考えてほしい。自分の相撲を取ることを続けていけば、うまくいくんじゃないか。2場所連続で優勝したのは成長しているからこそ。戦争が続くウクライナから日本に来てハングリーさもあるんだろうね。
ただし、苦しい体勢になって、首投げで逆転を狙うのはやめた方がいい。大きなケガにつながってしまうからね。だからといって、体を起こされたり胸を合わされた時の対策を考える必要もない。体を起こされないように、自分の相撲を徹底することだよ。
入門から3年で綱とりか。本人が一生懸命頑張ったことは当然だけど、周りのお相撲さんもだらしないな。とにかく立ち合いで当たれていない。当たりが弱いから、体が小さい藤ノ川でも戦えて平幕上位になる。なぜこんなに当たりが弱くなったんだろうと思うよ。
横綱になってから優勝がない豊昇龍は、出稽古で安青錦と相撲を取ったらしいね。これまでの対戦は全敗。安青錦に勝たないと始まらないくらい意識してもいいと思うよ。それと、苦しい時に引かないこと。逃げてはダメだよ。
大の里は心配していない。先場所10勝だったけれど、終盤の連勝は力になっているんじゃないかな。大きな体を使って前に出るのが一番の武器。状態を上げて、変えずにできるかだろうね。大関の琴桜は頑張ってほしいけれど心配だ。本人が口にしない原因があるのだろうが、体が軽くなってしまった。
安青錦も含めて全員、場所は始まってみないと分からない。いかに元気で相撲が取れるか。春場所は支度部屋もそうだけど、とにかく寒い。体調管理をしっかりして、場所を盛り上げてほしいな。





