葛西紀明 本戦進めず崖っぷち「不安が的中したジャンプが出てしまった」 9度目五輪へ18日ラストチャンス

 「ノルディックスキー・ジャンプ・W杯」(16日、大倉山)

 予選が行われ、五輪8大会出場の葛西紀明(53)=土屋ホーム=は110・5メートルの86・2点で55位に沈み、17日の本戦に進めなかった。2022年北京五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(チームROY)が139メートルの140・8点で首位通過し、本戦に進んだ。二階堂蓮は10位で通過した。

 9度目の五輪を目指す葛西が、正真正銘の崖っぷちに立たされた。おなじみの黄色いスーツで台に上がり、勢いよく踏み切ったがK点の手前で着地して55位。助走姿勢が安定せず、飛距離が伸ばせなかった。

 ジャンプ後は悔しさからか報道陣の方を振り返ることなく取材エリアを去った。しばらくしてから代表取材に応じ「普通に飛べれば楽に予選は通るのに、(W杯下部の)コンチネンタル杯や練習でアプローチのポジションがうまくいかず、微調整を続けていた。そのせいで安定したアプローチ姿勢が取れず不安定だったので、不安が的中したジャンプが出てしまった」と振り返った。

 ミラノ・コルティナ五輪代表を決める選考大会は、18日の個人第18戦がラストチャンス。今季のW杯ポイントを獲得できていない葛西にとって、本戦で2位以内の好成績を残さなければ夢舞台への道が消滅することになる。

 限りなく不可能に近い挑戦だが「必ず予選を通過して試合に出場したい」と意欲。W杯個人出場回数「579」のギネス記録を持つレジェンドが意地を見せる。

 ◆葛西のミラノ・コルティナ五輪への道 W杯札幌大会で“自力”と“他力”の2条件を満たす必要がある。1つ目は五輪ランキング28位の小林朔太郎(雪印メグミルク)が、ポイントを獲得して25位以内で五輪4枠目を勝ち取る。2つ目は葛西が2位以内となり、25~26年シーズンの世界ランキングで、67ポイントで日本勢4番手の佐藤幸椰(雪印メグミルク)を上回る。札幌大会は1位100ポイント、2位80ポイントが与えられる。佐藤も今大会に出場しているため五輪への道は極めて厳しい。

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