青学大・佐藤有 寮長の意地でジンクス破った!最初で最後の箱根で覚悟の区間賞「4年目の覚悟があった」

 ゴールを待つ仲間と合流し、喜ぶ9区・佐藤有一(代表撮影)
 タスキをつなぎ、天を指さす青学大・佐藤有(撮影・開出牧)
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 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 大会新記録で3年連続9度目の総合優勝を果たした青学大に勢いをつけた一人が、9区の佐藤有一だった。寮長も務める4年生は、初めての箱根駅伝で1時間7分38秒をマークして区間賞を獲得し、着実にリードを広げた。国学院大が2分33秒差で過去最高の2位に入り、3位は順大だった。

 4年生にして初の箱根路。青学大の9区佐藤有は、待ち望んだ舞台で存在感を放った。寮長としてもチームを支える男は「寮長は走れないというジンクスがあった。それを覆そうと思って1年間取り組んでいた」。区間賞の走りで国学院大にとどめを刺した。

 猛追を振り切った。じわじわと差を詰められ、7区終了時には1分33秒差。それでも、8区塩出から1分44秒差でタスキを受け「4年目の覚悟があった」と歴代3位のタイムでリードを拡大し「余裕を持って練習ができた」とうなずいた。

 寮長としてチーム力の向上に努めてきた。原監督も、勝因のひとつである一体感には「佐藤寮長を中心とした寮生活の充実ぶりがある」と言うほど。佐藤有は「部屋の乱れは心の乱れ」とレース前の清掃を提案し、12月に入ればチームの感染症予防を徹底した。

 清掃を始めたきっかけは黒田の部屋が整頓されていることを見たから。「いつも整理整頓されている。競技力につながっている」と確信。佐藤有は穏やかな性格で、時には「僕が言っても聞いてくれませんよ~」と言いながらも「徹底的にやって、みんな良い走りをしてくれた」と笑った。

 最終学年で飾った有終の美。「絶えない声援と、苦しい中での監督の声かけは力なんだと思った」。全力で駆ける中で鮮明に聞こえた指揮官の声。最後の後押しで、全てを出し切った。

 ◇佐藤有一(さとう・ゆういち)2003年4月26日、東京都出身。椚田中、拓大一高を経て、青学大文学部に入学。10000メートルは28分7秒75。25年の全日本大学駅伝は5区で区間3位。箱根駅伝は今大会が初出場だった。183センチ、63キロ。

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