新濱立也 妻・吉田夕にメダル誓う「3大会連続でメダルをかけさせる」代表決定一夜明け夫婦で会見
スピードスケート男子のミラノ・コルティナ五輪代表に決まった新濱立也(高崎健康福祉大職)が29日、代表選考を兼ねた全日本選手権から一夜明け、妻でカーリング女子、ロコ・ソラーレの吉田夕梨花とともに長野市内で取材に応じ「3大会連続でメダルをかけさせる」と3度目の出場を逃した妻に誓った。
2018年平昌(ピョンチャン)大会で銅、22年北京大会で銀とメダルを獲得したロコ・ソラーレは、9月の五輪最終予選代表決定戦で敗退。会場で応援した新濱は「2人で泣き崩れた」と明かす。今季は不調が続いていたが、全日本選手権の500メートル(26日)は妻の前で34秒40の好タイムを出して2位に入り、代表の座をつかんだ。「ミラノに妻を連れて行きたいとの思いは強く持っていた」と振り返った。
レース後に観客席で涙した吉田夕は「託したよっていう言葉でプレッシャーを背負わせ過ぎたと、ちょっと後悔していた。力に変えてくれて何より」と安堵(あんど)。4月に交通事故で顔面骨折の大けがを負うなど苦難を乗り越えた夫へ「けがしないよう、無事で帰ってきて。それだけでいい」とエールを送った。





