FIFA、eサッカーW杯を開催 若者とのつながり期待

 国際サッカー連盟(FIFA)は12月に人気サッカーゲーム「eFootball」のW杯をリヤドで開催した。若者人気を背景にeスポーツの市場が国際的に広がる中、「e日本代表」も出場。日本サッカー協会(JFA)はゲームに関心がある若年層とのつながりを深め、リアルのサッカーファンが増えることを期待する。

 FIFAは2024年大会からコナミデジタルエンタテインメントのゲーム「eFootball」を採用。家庭用ゲーム機とモバイル端末の2部門が行われ、それぞれ計12カ国で争われた。

 日本代表の選手たちはJFAの宮本恒靖会長から「代表の誇りを持って頑張って」と激励され、代表ユニホームを贈られた。家庭用ゲーム機部門のAx(本名・橋木俊平)は他国の選手のゲーム配信映像を見て対策を練ったが、ベスト8で敗退。モバイル端末部門も優勝国のタイに準々決勝で敗れた。

 日本代表を選抜した国内大会にはオンライン予選を含め40万人以上が参加。JFA関係者によると、競技人口はこの「4、5倍」とされる。

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