“りくりゅう”ペア 2大会連続の五輪代表入り SP三浦の左肩脱臼でフリー棄権、金メダルへ「全力で治して」

 ペアSP演技終了後、肩に手を当てる三浦璃来(右)と木原龍一=20日
 ペアSPの演技を終えた三浦璃来(左)、木原龍一組=20日
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、国立代々木競技場)

 女子は坂本花織(25)=シスメックス=が5連覇を達成。千葉百音(20)=木下グループ=がSPから一つ上げて3位となり、4位に入った中井亜美(17)=TOKIOインカラミ=とともに来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪代表入りが決まった。ジュニアで代表資格がない島田麻央(17)=木下グループ=が2年連続2位。ペアはSP2位の長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)が2年ぶり2度目の優勝を果たし、フリーを棄権した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)とともに五輪代表入りが決定。1枠のアイスダンスは吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)が2連覇し、団体要員での初出場が決まった。

 世界王者の“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組が、ペアとして2大会連続の五輪代表入りを決めた。木原は日本勢初の4大会連続。「今の立場で挑戦できることをうれしく思う。目標を必ず達成するという思いで臨みたい」と実感を込めた。

 20日のSPでは、演技直前の6分間練習で三浦が左肩を脱臼するアクシデントに見舞われた。その場でトレーナーに肩を入れてもらって強行出場。国際スケート連盟非公認ながら世界歴代最高得点を上回る84・91点をマークしたが、この日のフリーは大事を取って棄権した。

 五輪では悲願の金メダル獲得がかかる。三浦は「今回は私のけがで欠場してしまった。全力で治して、全力でトレーニングして頑張りたい」と意気込んだ。

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