マラソン女子 鈴木優花がクラフティア陸上部に「赤崎優花」として新加入発表 夫の赤崎暁と同僚に 第一生命グループは15日付で退社
第一生命グループ女子陸上競技部は16日、昨夏のパリ五輪マラソン女子6位入賞の鈴木優花が15日を持って退部したと発表した。また同日、クラフティア(旧九電工)陸上競技部が16日付で「赤崎優花」として新加入を発表。同社ホームページで「新たに迎えていただき、走らせていただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。ここまでの経験・大きな変化を糧に、次の目標に向けて頑張ります。よろしくお願いいたします」とコメントした。
鈴木は昨夏のパリ五輪のマラソンで、そろって6位入賞を果たした男子の赤崎暁(クラフティア)との結婚を今年6月に発表した。
今年10月に株式会社九電工が株式会社クラフティアに社名変更。陸上競技部には赤崎夫妻の他にマラソン男子の大塚祥平や走り高跳び男子の真野友博、三段跳女子の高島真織子らが在籍している。
第一生命グループ退社についての鈴木からのメッセージ全文は以下の通り。
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12月15日をもちまして第一生命グループ女子陸上競技部を退部し、退社することになりました。
入社以来世界で戦うという目標を掲げ、2年目ではMGCでオリンピック出場権獲得、そして3年目ではパリ・オリンピック入賞という結果を残すことができました。ずっと目標としてきた大舞台にチャレンジでき、結果もついてきました。私自身もこんなに多くの経験をできるとは思いもしませんでした。
クイーンズ駅伝では、もっと結果を残したかった気持ちもあります。それでも、毎年どのチームよりも大きい応援団が沿道で待っていてくださいました。あの熱気と声援はいつでも鮮明に思い出すことができます。こんなに応援していただけるのは本当に幸せなことだと思いました。そして、チームのメンバー一人ひとりの強みがチームの勢いに変わり、いずれ必ず個人でも駅伝でも、大きな花を咲かせると信じています。
第一生命グループ女子陸上競技部は、本当に素敵なチームです。チームの魅力がこれからもより多くの方々に伝わればいいな、と思っています。
ここまで走り続けることができたのは全国で応援してくださる皆さま、第一生命グループの社員の皆さん、チームメイトや私の大切な人たちからの熱い応援・手厚いサポートがあってのことです。早瀬監督、山下元監督をはじめとするチームスタッフは、未熟なところばかりの自分へ変わらずご指導下さり、チームメイトはどんな時も見守りながらそばにいてくれました。このチームで走ることができた約4年間、あっという間でしたが、陸上競技人生のみならず、一生の宝物です。ここまで学んだことは、必ず今後に繋げていきます。
これまでたくさんの温かいご声援をありがとうございました。
これからも第一生命グループ女子陸上競技部への変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。




