平野歩夢がV 男子表彰台独占 五輪イヤー初戦、戸塚にリベンジ果たす「どこかで必ず取りたいと思っていた」

 「スノーボード・ハーフパイプ・ザ・スノーリーグ」(5日、張家口密苑)

 1対1の決勝トーナメントが行われ、男子は北京五輪覇者の平野歩夢(27)=TOKIOインカラミ=が戸塚優斗(24)=ヨネックス)=との決勝を制して優勝した。五輪3度の制覇を誇る米国のショーン・ホワイト氏が新設したプロリーグで、第1シーズンの第2戦。山田琉聖(チームJWSC)が3位で、日本勢が3月の第1戦に続いて表彰台を独占した。女子は小野光希(バートン)が2位、工藤璃星(TOKIOインカラミ)が3位に入った。冨田せな(宇佐美SC)は練習中のけがで準決勝を棄権した。

 2連覇に挑む五輪イヤー初戦の頂点は、平野歩が譲らなかった。3月の第1戦の準決勝で屈した戸塚との激闘。2度は敗戦を許さず「前回は思い通りの結果を残せなかった。ショーンが開催している大会は、どこかで必ず取りたいと思っていた」と安堵(あんど)感に浸った。

 斜め軸に縦3回転、横4回転する大技「トリプルコーク1440」を完成度高く組み込みながら、準決勝までを着実に突破。決勝は、先行の戸塚がルーティンを完遂できなかった1、3回目で「リスクをかけ過ぎずにどういう攻め方ができるかを考えながら」と、冷静に勝機をものにした。

 絶好の滑り出しを見せた27歳の五輪王者。「ここからどうピークを持っていくか。次につなげていきたい」と、約2カ月後への道を思い描いていた。

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