坂本花織 五輪代表へ「このファイナルで加速」 日本勢同士の戦いに闘志「少しでも自分の位置づけを上に」

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが4日、名古屋市のIGアリーナで開幕する。3日は会場で公式練習が行われ、今季限りでの引退を表明している女子の坂本花織(25)=シスメックス=らが調整。4日にショートプログラム(SP)を控える男子の鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大、佐藤駿(21)=エームサービス・明大、ペアの三浦璃来(23)、木原龍一(33)組=木下グループ=も曲かけなどで練習した。

 現役ラストシーズンを戦う坂本は「日本人だけで4人いる。そのうちの2人に入っていたい。全日本(選手権)へ少しでも自信を持っていけるように、このファイナルで加速できたら」と、日本勢同士の戦いに闘志を燃やした。

 今大会、女子の6選手のうち、坂本のほか渡辺倫果、千葉百音、中井亜美の4選手が日本選手。日本勢上位2人に入れば、3枠あるミラノ・コルティナ五輪代表選考で優位となるが、厳しい戦いが予想される。坂本は「少しでも自分の位置づけを上にできたら」と己を奮い立たせた。

 五輪まで2カ月。最終選考会の全日本選手権(19~21日)に向けて大事な一戦となる。「完成度とひとつひとつのクオリティーはどの選手にも負けない。最後まで集中して笑顔で終われるように頑張ります」。集大成へ、一気に弾みをつける。

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