村竹ラシッドが優秀選手賞にノミネート 今季は「やっと12秒台を出せた」 世陸の5位には「自分へのいらだちはある」

 日本陸連の「アスレティックス・アワード」で優秀選手賞に選ばれた村竹ラシッド
 日本陸連の「アスレティックス・アワード」で優秀選手賞に選ばれた(左から)山西利和、村竹ラシッド、勝木隼人
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 日本陸連は29日、東京・国立競技場で年間表彰式の「日本陸連アスレティックス・アワード2025」を行った。優秀選手賞には男子110メートル障害の村竹ラシッド(JAL)、男子35キロ競歩の勝木隼人(自衛隊体育学校)、男子20キロ競歩の山西利和(愛知製鋼)がノミネートした。

 今年の世界選手権で5位入賞だった村竹は「ダイヤモンドリーグを主戦場で回ることができてたくさん経験を積めた。やっと12秒台を出せた」と今季の成果を振り返った。ただ、表彰台を逃した世界陸上には「全然自分にとってはダメだった。去年(パリ五輪)と同じ順位。だから許せなかった。自分へのいらだちはある」と悔しさは消えない。来季の目標は、来年から新設される世界大会の「アルティメット選手権」(9月・ブダペスト)で3位以内に入ること。「あわよくば優勝だと思っているので、より上の順位を目指したい」と話した。

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