豊昇龍 鬼迫10勝 高安と壮絶張り合い!駄目押し怒られた「熱くなってしまった」審判部から口頭で注意

 高安(左)を激しく攻める豊昇龍(撮影・山口登)
 高安(左)を下し、そのまま土俵下に押し出す豊昇龍
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 「大相撲九州場所・12日目」(20日、福岡国際センター)

 横綱豊昇龍は小結高安を押し出し、10勝2敗とした。互いに顔を張り合うなどヒートアップ。勝負が決まった後に土俵下に突き飛ばす駄目押しがあり、審判部から口頭で注意を受けた。横綱大の里は関脇王鵬を寄り切って3連敗を免れ、新関脇安青錦は欧勝馬を浴びせ倒し、ともに10勝目。賜杯争いトップの3人を、平幕時疾風が1差で追う。

 鬼の形相で土俵下をにらみつけた。豊昇龍が高安を駄目押しで土俵下に突き飛ばした。口の中を切り、険しい表情のまま支度部屋に引き揚げた。

 風呂を出た豊昇龍は普段より早口ながら、表情は落ち着いていた。「ちょっと熱くなってしまった」と反省。取組を「やられたらやり返す感じ、じゃないですか」と振り返った。

 仕切り前、互いに視線をそらさず、なかなか腰を下ろさない不穏な雰囲気が漂った。豊昇龍はもろ手で突き放し、まわしを嫌う高安に顔を数回張られた。顔を張り返しながら組みつき、まわしは切られたが押し出した。そのまま右手を伸ばし、土俵下に突き飛ばした。

 粂川審判長(元小結琴稲妻)は駐車場入り口で待ち構え、帰り際の豊昇龍を口頭で注意。「お客さんがけがするし、横綱は勝って当たり前と思ってやらないといけない、と言いました。本人は『すみません。熱くなりました』と言っていた」と説明した。

 ただ、豊昇龍は風呂場では、既に冷静さを取り戻していたという。高安は「負けた力士が弱いということ。自分からは特に何もない」と言葉を絞り出した。

 初日は伯桜鵬に、6日目は若元春の注文相撲に金星を配給した。7日目から尻上がりに調子を上げ、賜杯争いのトップに立つ。師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「エンジンがかかってきた。横綱に上がったときの(場所の)ようになってくれればいいよね」と言及。横綱昇進を決めた今年初場所の優勝を想起させる展開だ。

 昇進5場所目での横綱初優勝を目指す。安青錦、大の里との直接対決で自ら賜杯を引き寄せる。「残り3日、一日一番集中する」と己に言い聞かせた。

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