炎鵬が勝ち越し「前だけを向く」来場所は関取復帰狙う番付へ【大相撲九州場所】
「大相撲九州場所・11日目」(19日、福岡国際センター)
西幕下17枚目の炎鵬(伊勢ケ浜)が勝ち越した。上戸(立浪)の圧力に負けず中に入り、最後は寄り倒した。
炎鵬は「ケガをしないことが一番だったが、その中で勝ち越せたのは良かった。感覚が少しずつ戻っている」と手応えを口にした。この日の取組には「無になろうと思ってやっているが、いろいろと気になる。その中でいい感じで集中できた」とうなずいた。
首の大ケガで序ノ口まで番付を下げ、復帰後は順調に勝ち越してきたが、西幕下10枚目で臨んだ今年夏場所は3勝4敗と負け越し。続く名古屋は2勝2敗3休と途中休場に終わっていた。
これで来年の初場所は、関取を狙える15枚目以内に番付が上がることが確実。「早くいきたい気持ちはあるが、前だけを向いてやりたい」と自制するように冷静に話した。





