斉藤立が初優勝 復帰2戦目で頂点に「復活できたという気持ち」 雪辱を期すロス五輪へ力強く再出発
「柔道・講道館杯全日本体重別選手権」(2日、千葉ポートアリーナ)
男子7階級が行われ、100キロ超級はパリ五輪代表の斉藤立(JESエレベーター)が初優勝した。決勝は中野寛太(旭化成)に優勢勝ちした。60キロ級は2021年東京五輪金メダルの高藤直寿(パーク24)が3回戦で敗退。100キロ超級3回戦で敗れた、全日本選手権で歴代3位の優勝4度を誇る王子谷剛志(33)=旭化成=が現役引退を表明した。
雪辱を期すロサンゼルス五輪に向け、力強く再出発した。斉藤は今年8月から復帰2戦目で頂点に立った。昨年の全日本王者、中野との決勝。組み手争いで譲らず、延長戦突入直後に左大内刈りで倒して有効を奪う。決着をつけると畳で3度うなずいた。昨年10月に首の手術を受けた後、照準を合わせた大会を初めて制し「シンプルにうれしかった。復活できたという気持ち」と素直に喜んだ。





