カーリング 早くも30年フランス・アルプス五輪代表選考方法が決定 対象拡大26~29年日本選手権Vチーム、世界ランク最上位に決定戦資格 大混戦の可能性も
日本カーリング協会は6日、30年フランス・アルプス五輪の日本代表候補選考方法を発表した。5日に行われた理事会で承認された。
男女の同代表は、29年9月末までに行われる代表候補決定戦で決まる。26年から29年までの全4回の日本選手権優勝チーム、同世界選手権代表チームに出場資格が与えられるほか、29年日本選手権(29年2月開催予定)の開催直前におけるワールドカーリングチームランキング(WTR)最上位にも資格が与えられることになった。ただ女子はポイント値250(10位相当)、男子は150(20位相当)が必要となる。
資格を得た時点のメンバー5人もしくは4人のうち3人が決定戦に出場できない場合は資格を失う。
26年ミラノ・コルティナ五輪では24、25年の2大会の日本選手権優勝と世界選手権代表、WTR最上位に資格が与えられており、次の五輪からはより選考の幅が広くなったことになる。大混戦となる可能性が出てきた。
また世界ランキング日本勢最上位が代表決定戦に進むためには、日本選手権3位以上の国内大会の成績が必要だったが、その項目も削除された。たとえ日本選手権で結果が振るわなくても、対海外戦に強くWTRが最上位なら代表決定戦に直通となる。海外チームに強い五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレには、有利に働きそうだ。
ただ資格を得た時点のメンバー5人もしくは4人のうち3人が決定戦に出場できない場合は、資格が消滅される。また大会中止が相次いだコロナ禍のように、評価大会が実施されなければ選考方法は見直しされる。
ミラノ五輪を巡っては女子は24年優勝のSC軽井沢ク、25年優勝のフォルティウス、WTR最上位の五輪2大会連続メダル、ロコ・ソラーレが三つ巴で決定戦を行い、フォルティウスが代表権を獲得した。





