炎鵬が勝ち越し!幕下3場所ぶり「相撲を取れることがうれしい。勝つことはさらにうれしい」

 佐田ノ輝(左)を押し出しで破った炎鵬(撮影・持木克友)
 佐田ノ輝(左)を押し出しで破った炎鵬(撮影・持木克友)
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 「大相撲秋場所・11日目」(24日、両国国技館)

 東幕下31枚目の炎鵬(30)=伊勢ケ浜=が佐田ノ輝(境川)に勝ち、4勝2敗と勝ち越しを決めた。佐田ノ輝は3勝3敗。

 待ったが続いた立ち合いから、突き押しで攻められるもあてがいながら耐え、内に入り込んで押し出した。「良かったんじゃないかな。でも納得はしていない。自分が何をやるか。相手が何をするかは頭に入っていた」と振り返った。

 名古屋場所は左膝を負傷し途中休場。2勝2敗3休に終わった。首の大ケガで6場所連続全休を経て、昨年名古屋場所で復帰。今年夏場所には西幕下10枚目に番付を戻して以来、3場所ぶりの勝ち越しだった。

 炎鵬は勝ち越しを「うれしいですね。相撲を取れることがうれしい。勝つことはさらにうれしい」としみじみ。

 首の大ケガに続く、膝の負傷からの復帰。「今日終わる、明日終わるかもしれない。その気持ちで上がっています」と心境を明かした。膝のケガで一層体のケアに気を使うのか、と問われると「頭の先から足の先まで神経を張り巡らせてやっていますよ」と前を向いた。残り1番。さらに一つ勝ち星を積み上げるつもりだ。

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