猛暑決戦は衝撃の最後の直線勝負 東京五輪金のジェプチルチルが金メダル パリ五輪銀のアセファとの一騎打ち制す
「陸上・世界選手権・女子マラソン」(14日、国立競技場発着)
東京五輪金メダリストのペレス・ジェプチルチル(ケニア)がパリ五輪銀メダリストのティギスト・アセファ(エチオピア)との一騎打ちを制して、2時間24分43秒で金メダルを獲得した。ケニア勢は3大会ぶりの優勝。エチオピアは3連覇ならなかった。初出場の小林香菜(24)=大塚製薬=が7位に入り、日本勢では19年ドーハ大会の谷本観月(7位)以来3大会ぶりの入賞を果たした。
猛暑の影響でスタートが11日に30分早められ、7時30分となったが、スタート時の気温は28度で湿度82%と過酷な暑さの中での号砲となった。序盤に米国勢2人が飛びだし、日本の小林香菜(大塚製薬)がついていく展開となった。アフリカ勢は1分離れた集団でついていったが、26キロ過ぎに優勝候補をそろえるエチオピア勢が会話するシーンが中継に映ると直後に一気に集団がペースアップ。上位を抜き去ると、アセファ(エチオピア)とジェプチルチル(ケニア)の一騎打ちに。最後の直線勝負でジェプチルチルが抜けだし勝負を決めた。





