小林香菜がヒヤリ 帽子取り換えに気をとられ危うくコース誤認 係員制止で気づく 数秒ロスで2人に抜かれるもメダル争いで後半へ 気温30度のサバイバルレースも果敢な走り 世界陸上女子マラソン

 女子マラソンでスタートする選手(撮影・石井剣太郎)
 小林香菜
2枚

 「陸上・世界選手権・女子マラソン」(14日、国立競技場発着)

 12年ぶりのメダルを狙う日本勢は4大会ぶり2度目の出場となる安藤友香(31)=しまむら=、初出場の小林香菜(24)=大塚製薬=、2大会連続2度目の出場の佐藤早也伽(31)=積水化学=が出場。73人がスタートした。

 猛暑の影響でスタートが11日に30分早められ、7時30分となったが、スタート時の気温は28度で湿度82%と過酷な暑さの中での号砲となった。

 序盤から小林が積極的に先頭集団に取り付き、飛びだした米国勢2人につく形で10キロでは単独3位に浮上。17キロ過ぎには2位に浮上した。しかし、19キロ過ぎで帽子を変えようとした場面で、コースを間違えて曲がりそうになり、係員に制止される場面が。数秒ロスし、2人に抜かれる場面があったが、メダル争いの中でハーフを通過し後半戦に突入した。

 安藤はアフリカ勢を中心に形成する2番手集団に付けていたが、13キロ手前で遅れ始めた。8時すぎには30度を超えた状況の中で、TBS解説の五輪金メダリスト、高橋尚子氏、野口みずき氏は「ちょっと気になりますね」と発汗量の多さを指摘する場面もあったが、その後16キロで再び集団に取り付いた。

 佐藤は序盤から先頭集団にはつかず、10キロ通過で先頭から1分の遅れとなっていた。

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